HubSpotは、「マーケティング」「セールス」「カスタマーサービス」「CMS」「オペレーション」の5つの製品群からなる顧客管理プラットフォームです。各製品には、3つの有料プランの他、多くの方にHubSpotを体験していただく目的で無料プランが用意されていましたが、一方で、無料でできることにも制約があったのも確かでした。
HubSpotでは、2024年3月5日から新しい料金体系が適用されることになり、これによりStarterプランがより導入しやすくなりましたので、その点をご説明させていただきます。
これまでの料金体系との大きな違いは、シートという概念が導入されたことです。HubSpotを利用するにあたり、3タイプのシートが提供されています。それぞれ「コアシート」「表示のみのシート」「Salesシート 及び Serviceシート」となります。
「コアシート」では、購入した各製品とCRM機能への編集を行うことができます。
「Salesシート 及び Serviceシート」では、コアシートの権限に加えて、営業かサービスデスク向けの機能の編集権限が与えられます。
「表示のみのシート」では、HubSpotプラットフォーム全体への閲覧権限が付与されます。このシートは無料で提供されるため、今後は社内の情報共有のために追加費用を払う必要はなくなります。編集操作を行わないチームや戦略立案のために他チームのレポートを参照する必要がある経営幹部の方が利用することを想定したものです。
例えば、CRMSuiteという全製品を利用するStarterプランの場合、今回の改定前の料金体系では、SalesとServiceを利用する2つの優良ユーザーを含むプランを契約する必要がありました。(年間契約をした場合の価格が72,000円)
詳細はHubSpot社が提供する料金表をご確認いただくのが良いと思いますが、CRMSuiteのStarterプランは、1つのコアシートで対応できますので、月額1,800円での導入が可能です。※年間で21,600円となります。
正直なところ、本当に導入しやすくなったものだと、この価格には驚きました。
もちろん、Starterプランは、ProfessinalプランやEnterpriseプランに比べると開放されている機能は少なく、利用にあたっての制約に感じられる部分もあるかと思います。しかし、マーケティングやセールスの効率化のための基盤となる仕組みは備わっていますし、非常に始めやすい価格になっているのではないでしょうか?
弊社は、HubSpot認定のSolution Providerです。
皆さまがHubSpotの導入や運用支援を外部に委託する際には、多くの場合、その事業者のための追加のシートを購入する必要がありますが、HubSpot認定パートナーにご依頼いただいた場合、私たちはパートナー用のシートを利用することができます。皆さまに追加シートの費用をご負担いただく必要はございません。
導入を検討される場合には、是非、43worksにご相談いただければと思います。